The Psychology of Money

The Psychology of Money  お金の心理学

個人の金銭に関する考え方を示した洋書を読みました。

一般的な金銭に関する考え方を示した著書ですが、最後の筆者個人の具体的な消費、貯蓄、投資に関する考えと、戦後のアメリカ経済を個人の金銭の考え方から述べている章が興味深かったです。

 個々人でお金に対する考え方やゴールが違うため、普遍的な答えはないと言っていますが、結局は多くの人にとっての最適解は、浪費をせず、ドルコスト平均法で低コストのインデックスファンドを勧めています。

 これまでは、世界の株価は波はあれど、大きく見れば右肩上がりで上がってきたので、今後もこれが多くの人にとって正解の可能性が高いと思いますが、将来のことは誰にも解りません。

 英語学習としては、ややアメリカの金融に関する具体例を述べている箇所が多く、背景を知らないと難しく感じた部分がありました。ただ、英単語はそれほど難しいものは多くはなかったと思います。総じて、洋書としてすごく読みやすかったり簡単ではありません。良かった点は比較的新しい現在の情勢まで述べられている点です。資産形成に興味がある人にはおすすめの本です。